お仕事である落語会の撮影に行った。そのまくら話をブログに徒然に書き記しておく。
ちなみに江戸前の師匠が出張して~の落語会での出来事です
師匠さんが言ったのは、最近新弟子を取りその弟子に出張の準備をさせたところ、必要な着物と羽織りの数を間違えていて、師匠さんは今回の出張で本番直前にそのことに気付き、どうしようと悩んだ挙句その弟子の彼は破門だなぁと考えているようだった。
しかし待てよ、自分が半人前のときであれば当然破門になるであろう愚かな行為だが、最近のコンプラ重視ガバナンス重視の世の中
においてその新弟子をひどく叱って破門にする行為はどうなのだろうと再考もしつつ、昭和的な弟子への教育方法もやはり必要不可欠なんじゃないかと、その理由は、若者が芸を覚えるためにまず、師匠から理不尽なことを言われてそれを愚直にやり遂げることは、当の若者本人にとっては自分をすり減らして行くことで耐え難いことであるが、それであるが故に失ってしまった自分の中に新しい師匠からの教えだったりが芽吹いていくのだと後になって思い出せた
という内容だった。こっぴどく若者を叱りつけることの意味を、両方の立場から反芻して考えさせる話でした。
若者の教育、自分を知り減らして、磨いていくという行為の話に私がカメラマンの弟子だった頃の話と重ねて、なるほどなぁと感銘を受けたのでした。やはり売れっ子の落語家さんは言語化能力がすごいのです。
私が感銘を受けましたーって落語会が終わって感想をじかに伝えたら
「よくある話でいつも同じことを言っているんですよ」と返された
それを聞いてその師匠は徳の高い僧侶のようなと感じがした
そのことを帰って嫁さん話したら。
それって漫画のあかね噺に出てくる、主人公のライバル「〜亭カラシ」の弟子時代のエピソードに似てるね!
先週のジャンプの内容!!とのこと
お後がよろしいようで!!
コメントをお書きください